口唇口蓋裂専門外来矯正歯科

口唇口蓋裂の息子vol2

口唇口蓋裂

前回口唇口蓋裂の息子について書いていましたが、改めて産まれた時からのことを書いていきます。

口唇口蓋裂について正直知らなかっった

口唇口蓋裂について息子が疾患を持って産まれるまでは全く知らない名前でした。

エコーを見た産婦人科の先生から言われすぐネットで調べました。

小さい疾患からかなり大きい疾患とどんな感じに産まれてくるのかなと思ってました。

ただ前回も書いたのですが初めての子でありどんな形でも身体が元気であればいいと思ってました。

口唇口蓋裂とは

口唇口蓋裂は、生まれつきの先天性異常であり、口の中の上あご(口蓋)または唇が正常に形成されない状態を指します。この状態は胎児の発育中に口蓋や口の周りの組織が正常に発達しなかったために起こります。口唇口蓋裂は一般的に唇の中央にある溝や割れとして現れますが、時には口蓋にまで影響を及ぼすこともあります。

口唇口蓋裂の原因

口唇口蓋裂の原因は明確ではありませんが、遺伝的な要因や環境的な要因が関与していると考えられています。母親が妊娠中に喫煙したり、アルコールを摂取したり、特定の薬物を使用したりすることが、口唇口蓋裂のリスクを増加させる可能性があります。また、栄養不良や妊娠中の病気もリスク因子として考えられています。

口唇口蓋裂の治療

口唇口蓋裂は外見上の問題だけでなく、食事や発話にも影響を与える可能性があります。治療は、患者の年齢や症状の重症度に応じて異なりますが、一般的に手術的な修復が必要となります。手術は通常、赤ちゃんが数か月から数年の間に行われ、口唇や口蓋の形態を修復し、患者が正常な食事や発話を行うのを支援します。

口唇口蓋裂は、早期に治療を受けることで、患者の外見や機能の改善が可能です。また、適切な治療とサポートが提供されることで、患者やその家族が心理的な負担を軽減し、健康的な成長と発達を促進することができます。

産まれてから

元々妻が入院していたのは地域の産婦人科でした。

そこでエコーにより疾患を持って産まれてくることがわかり急遽国立の病院へ転院することとなりました。

産まれてくるまでは母体について普通で特に変わったことはありません。

産まれてくる前に先生から今後の流れを簡単に教えていただけました。

1 産まれてから3ヶ月後に1回目の手術を行うこと

2 上顎が裂けており鼻とつながっている為母乳は飲むことが出来ない。

3 特殊な哺乳瓶に入れたミルクで母乳の代わりにする

4 息子は両側のため片側づつ裂けている部分を手術によりつなげる

5 上顎の縫合

6 上歯茎に骨が一部無いので腰骨から骨を移植すること

等先生に教えていただいたこととwebで調べたことにより大まかなスケジュールを知ることができました。

口唇口蓋裂の治療に対する思い

産まれてからすぐ疾患がわかったとはいえそのことに対するネガティブな思いはありませんでした。

逆に息子にも申し訳なかったし、妻にもそのように思わせてしまったことがとにかく当時は悔やまれました。

初めの子供ということもあり息子に集中して子育てと治療に専念できたことも良かったです。

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